こんにちは、ちーてんです!
こちらのシリーズでは、Shea McGeeのマスタークラス講座「Shea McGee / Design a Space You Love」を自腹で受講して学んだことを、1セクションずつ順を追って解説していきたいと思います。
マスタークラスって何?Shea McGeeって誰?という方は、こちら↓
前提
内容に入る前に・・・
自分の頭の整理も兼ねて、この記事を書く想い・心構えの宣言を振り返っておきます!
・マスタークラスを受講して得られた学びを、自分なりに咀嚼して言語化したい
・大好きなStudio McGee、Shea McGeeのインテリアの魅力を日本でも広めたい
・英語が得意でない人にも、日本語で分かりやすく伝えたい
・アメリカの広い家を舞台にしたインテリアデザインの手法を、工夫次第で日本の狭い家でも実現可能だと示したい
そのために、この記事では、
マスタークラスを受講して得られた学びをちーてんなりに咀嚼し、Studio McGeeの素晴らしいインテリアを日本の家でどのように実現できるかという視点で、日本語で分かりやすく解説する
ことを目標に、一生懸命執筆していきます!
ぜひ、お付き合いいただけますと幸いです。
③内装仕上げと布地の計画
今回は、3番目のセクション「Interior Finishes and Fabric Schemes」を受講して考えた内容を、記載していきます。
床や壁などの内装仕上げは、日本でも賃貸可の「貼ってはがせる」「置くだけ」といった製品が豊富にあるジャンル。
布地も、家具などよりは手軽に買うことも、変えることもできます。
その分、日本でStudio McGeeを実現するときには力を入れるべき分野!
いつも以上に力を入れて、解説していきます!!!
セッションの概要
いよいよ、壁や天井、建具の色選びから、ソファやクッション、ベッドカバーなど布製品の生地選びという内容に入っていきます。
アクティビティ
このセッション内のアクティビティの項目としては、こちらの通り。
シンプルだからこそ、選び方にたくさんの極意がつまっている内容です。
・Choosing Your Interior Finishes
内装仕上げを選定します。
・Selecting Fabrics
布地を選定します。
では、内容に入っていきましょう!
Choosing Your Interior Finishes
- 床の色選び
アメリカでは、”hard wood flooring” と呼ぶ本物の木のフローリングを施すことが多いです。
それも、日本のように「建材」感が強いテカテカフローリングでもなければ、「無垢材」そのままの木!という床でもなく、本物の木に少しステインとコーティングをして色を調整したような、絶妙にお洒落なフローリング!
また床の素材やフローリングの色は、インテリアと同じく流行があります。
流行りに左右されすぎないよう、オレンジ、赤、グレイなどの色味が強いものはさけて、時代が変わっても使い続けられるものを選ぶのがシェイのポイント!
さらに日本では、黄色、白、ダークブラウンなどの色味に寄り過ぎたフローリングも多いので、さけるようにしましょう。
失礼ながら、あまりよくない例がこちら・・・
さて木の床と家具を選ぶとき、どんな色を組み合わせるべきか迷いますよね。
シェイは、「木の色を選ぶときは、ほぼ完全に一緒な色か、全く違う色を選ぶといい」と言います。
微妙~に違う木の色が同じ空間にあると、「あれ、なんか違う…」という違和感に。
統一できなくても色が全く違えば、「敢えて違う色を組み合わせてるんだ」という印象になるんです。
じゃあ果たしてどんな色同士ならお洒落に組み合わせられるのか、というのは、ぜひStudio McGeeのプロジェクトをのぞいてみてください♡
- 壁の色選び
日本では、壁はほぼ必ずと言っていいほど白い壁紙を使用します。
一方アメリカでは、色を選んでペンキを塗る方が多数派。
でもシェイは、基本は「白」の絶大なる信者で、壁も天井も全部まっしろにするのが大好き(笑)
やっぱり白は明るいし、まっさらで綺麗なキャンバスになってくれるので、その後のインテリアが映えやすいんですね。
よって、アンミカじゃないですが何千種類もある白のなかから、ぴったりな色を選んで塗るのです。
ただ意外なことにシェイは、日本でよくある「アクセントウォール」には反対派!
一面だけ変えるのはしばらく経つと古臭く感じてくるから、丸ごと色を変えてしまう方がいいんだそう。
日本ではリビングの一角をアクセントウォールにする場合も多いので、その場合は一面でOKだと思います。
でも部屋の壁全てを色・柄にすると、こんなにも特別な空間になるのか、というのはシェイのインテリアを見たら実感できますよ♡
また、リビングと寝室、洗面所などで違う色にすることもアリ。
ただ流れが良くなるように色を選んで、唐突で違和感を感じることのないようにするのが大事です。
リビングなら、他の部屋とのつながりを考えてニュートラルめ。
書斎やトイレは、閉じられた空間なので大胆に。
寝室なら、落ち着く穏やかな色に。
寝室に仕事スペースがある、リビングにキッズスペースがある、というように一部屋を多機能に使う場合でも、同時に目に入る同じ空間の場合はカラーパレットは共通で1つ。
部屋から受け取りたい印象に合わせて、3~4色のメインカラーを選んでインテリアを作り上げましょう。
「その色選びが難しいんだ・・・!どうやって選べばいいの?!」と思いましたか?(笑)
シェイのいうコツは、いくつかのサンプルを壁の一部に試し塗りしたり、貼っておいて、しばらくサンプルと一緒に暮らすこと(笑)
また季節や時間帯、光の当たり具合でも印象はまったく違ってくるため、数面の壁に貼って何日も見てみるのがポイント!
そうすれば、ぴったりな色が選びやすくなるんです♡
Selecting Fabrics
壁と床の色がきまったら、次はソファやベッドカバー、カーテンやクッションカバーなどの布を使ったインテリアの選定へ。
- 生地
布地については、いかに色んな生地や素材を組み合わせるか、が大きなポイントになってきます。
できることなら、こちらもサンプルをたくさん取り寄せ、触って感じてどれがしっくりくるのか探すのが大事。
でも日本だと、なかなか布地のサンプルは手軽に取り寄せられないのも事実。
だからこそ丁寧に、色味、柄や模様、手触りがバリエーション豊かになるようにチョイスしていきましょう。
例えば、ブークレやモヘア、ベルベットのような布地があると、部屋に豪華さが加えられます。
こういったヘビーな質感がないと、部屋がフラットでつまらなく感じられてしまうんです。
これらに、何にでも合うリネンや綿のニュートラルカラーの布地を組み合わせると、バランスがとれるんですね。
- 色選び
色は、当然ですが単品ではなく組み合わせで考えていきます。
ニュートラルな雰囲気が好きなら、白、クリーム、リネン、ブラウン、アーストーン、少しの黒。
カラフルが好きなら、緑と青の組み合わせもGOOD。
暖かめなら、ラスト(錆びたような赤茶色)、ブラウンあたりの組み合わせ。
シェイは、こんな組み合わせをオススメしています。
ちなみにどんな空間にも、少しの黒は加えられるそう。締まって見えますね!
そして実は、部屋全体のインテリアを考える出発点を布地にすると、やりやすいんだそう!
例えばいくつかの色が入ったクッションカバーを出発点として設定し、その柄に使われているのと共通する色を、他のインテリアアイテムに使う、という具合。
クッションカバー以外に、ラグやアートを出発点とするのもOK!
これはちーてんも、初心者にもやりやすいナイスアイデアだなあ!と納得しました◎
またソファなどの大型の布製品のチョイスは、ニュートラルにしておくと長い目で見たときにコスパが良くなります。
逆に一人暮らしや期間限定の住まいの場合は、「今がチャンス!」とばかりに安価でも色柄の特徴的なものを選んでみるのが楽しいかもしれませんね!
まとめ
以上、今回は具体的な内容に入り、壁と床の色選び、布地の計画の立て方の部分をみてきました。
Don’t be afraid of mix and match.
https://www.masterclass.com/sessions/classes/design-a-space-you-love
これは、壁や布地の色だけに関わらず、シェイがいつも言うこと。
異なるモノをミックスして組み合わせることを、恐れないで。
シェイは、モダンで明るい新しい要素と、伝統的で古いヴィンテージ感のある要素を大胆に組み合わせることを、いつも大切にしています。
このミックスこそが、唯一無二の居心地のいい、奥行きと豊かさのあるインテリアを実現させているのだ、とちーてんは思うのです。
次回は「Floor Plan」、空間の使い方を見ていきます!
ぜひ楽しみにご覧いただけたら幸いです。
Studio McGee、海外インテリアのDIYや実例に関する記事をたくさん書いていますので、ぜひご覧くださいね♡
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