【保存版】日本の普通の家で海外インテリアを作るコツ5選!賃貸でも築古でも通用する技とは

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こんにちは!ちーてんです。
オシャレな海外インテリアがNetflixやSNSで好きなだけ見れるようになった今、海外インテリアに憧れている方も多いのではないでしょうか。

でも、「うちは中古だから一戸建てじゃないから…」「日本では買えないものばかりだから…」と、諦めかけていませんか?
実は私も、その一人でした。

そこで今日は、60㎡の普通のリノベ中古マンションで海外インテリアを作っている私が、試行錯誤をするなかで気づいた【海外インテリア作りのコツ5選】をご紹介します!

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日本の一般家庭のインテリアが、ダサくなる理由

と、その前に。
そもそも、なぜ「日本の一般家庭が海外インテリアのようにはならず、ダサくなってしまうのか」、インテリアの箱である「日本の家自体の特徴」から見てみます。
私は、以下の二点に集約されると考えています。

建材が「コスト・機能」を重視した、画一的なものだから
家が狭い、天井が低い、各部屋が小さいから

海外インテリアでは、家の建築材料として「大理石、陶器のタイル、レンガ、古木、石、鉄、漆喰」などバリエーション豊かに素材を組み合わせるのに対し、日本の家の建材はかなり画一的で工業的です
いかにコストを下げていかに高い機能を持たせるかが何よりも重要視された結果、「真っ白の壁や天井、味気ない木目合板のドア、不自然な光沢のある水回り設備」等が、どこの家に行っても同じように使われているのです。

また日本、特に日本の都会では、家全体の敷地面積がとても狭く、間取りに余白など全くありません。
天井も低く、各部屋自体のサイズも小さいため、必然的に「一つの空間に詰め込むべき機能・要素」が膨大になります。

これら2つの要因で、「味気なく窮屈で、ダサい」印象になりやすいのが、日本の家そのものの前提条件になると考えています。
それではいよいよ、どうしたらそんな日本の住居のハンデに負けずに海外インテリアを作ることができるのか、見ていきたいと思います!

コツ5選

インテリア雑貨は、「サイズが大きいものを、数は少しだけ」

日本の家で本当によくある失敗例が、「お洒落なインテリア小物を並べたはずなのに、なんだか空間がごちゃついてお洒落に見えない」というもの。
海外インテリアのインテリア雑貨がお洒落に見えるのは、その空間のなかでそのモノが適切な存在感を放ち、周囲とのバランスが取れているから。

インテリア雑貨は、「サイズが大きいものを、数は少しだけ」置くように心がけましょう。
あくまで目安ですが、その雑貨の一番長い部分が【15cm以下】のようであれば、もうそれは「小さすぎる」と認識した方がよさそうです。

そう考えてみると、日本のプチプラ雑貨類はほぼ全て「小さすぎる」と言えそうです。
それらを並べてもどうもお洒落にならない、というのは当然のことなんですね。

だからといって日本の狭い家では大物を大量に置くことはできないので、厳選したチョイスが大切なのです。
例えばこちらのようなものが、適切な例です。

すべての家具や収納の「見た目」を妥協しない

あなたが家具や収納選びで一番重視するのは、なんですか?
日本で生活する人の場合恐らく、「機能性・収納力」が一番に来る人が多いのではないかと思います。

これは、日本の狭い住まいではもっともな判断だと思います。
ただ、「見た目」を「機能性・収納力」の犠牲にしてしまっては、絶対にお洒落な海外インテリアには近づけない、というのも事実です。

例えばこちらのチェスト。
大容量&シンプルではありますが、プラスチック感・収納第一感が漂います。

一方こちらのチェストは収納力は落ちますが、家具自体がインテリアの構成要素の一部となり、雰囲気を生み出します。

押し入れ内などの見せない収納を除いて、全ての家具や収納は必ず「インテリアの一要素」になります。
色、形、素材、サイズがその部屋のインテリアの構成要素として適しているか、「溶け込んでいる」だけでなく「周りを引き立てたり、雰囲気を作れているか」と厳しい目で吟味し、「これだ」と納得したものだけを迎え入れる、という厳選の過程が必要です。

見た目だけで選ぶわけにはいかなくても、「大容量=善である!」と決めてかからないことが大切。
まずは最低限確保しなければいけない、必須の条件は何なのかしっかりと整理して認識すること。(脚付き、容量、素材、サイズなど)
そしてその条件を満たす中から、いかに「これだ」というデザインのものを選び取れるか、ないならDIYしてでも作り出せるか!

この妥協しない姿勢が、日本で海外インテリアのお洒落な空間を実現するには大切だと感じます。

例えば私の場合、このチェストのサイズ・金額・脚付きであるのが条件にぴったりで買おうとしていました。
ただ、不自然なグレーの色味がどう~にも気に入らず。

そのためこちらのリメイクシート(RCB4022)を全体に貼って、条件もデザインも見捨てない理想の家具を作り上げました!

リメイクシートを貼ったチェストを、横に二つ並べています。横長のチェストで予算内のものが見つからなかったので、二台で実現しました!

DIYの詳細はこちらのページにまとめてありますので、ご興味のある方はぜひご覧ください(^^)/

様々な本物の素材、質感(テクスチャー)をミックスする

海外インテリアでは、「色は3色まで」「自然素材を取り入れる」などの日本でよく聞く単純なポイントだけではなく、日本ではあまり聞くことのない「質感(texture)」という要素をとても重要視します。
この「質感(texture)」を意訳も含めてわかりやすく言い換えると、「素材感」「味」とも言えるでしょうか。

この「質感」「本物」の素材で醸し出し、さらに複数の異なった質感を混ぜ合わせることで、空間に奥行きが出て表面的でないお洒落なインテリアが成り立ちます。

「質感」には本当に様々なものがあり、真鍮や鉄などの金属も、大理石や花崗岩などの石材も、ガラスやコンクリート、レンガなどの人口物も含まれます。
なかでも特に表情があり、「豊かな質感がある」と言われる素材には、陶器(特に表面が粗く光沢のないもの)、木材(特に古びた味のあるもの)、布類(特にリネンやウールなど素材感があるもの)などがあります。
もちろん、ラタンやウォーターヒヤシンス、ツタなどの自然素材も豊かな質感のある要素です。

また「本物」というのが、とても大切なポイント。
木目調・大理石柄などのプリントされた模様や、タイル風・石材風のタイルなどプラスチック製のフェイク品は、基本的にはまず避けるべきでしょう。
それ単体で見るとなんとなく高級感があるように感じるかもしれませんが、本物とそうでないものを同時に手に取ってみれば、フェイク品がいかにチープで安っぽく、噓くさく見えるか、体感していただけると思います。

こちらのようなフェイク品は、置いてあることで逆にチープな印象を生みます。

こちらのように本物であれば、重厚感と高級感を醸し出してくれます。

また、本来その素材ではあり得ない形状も、安っぽさに繋がります。

本物でないものは、質感がなく雰囲気をつくれない「=プラスの効果がない」だけでなく、空間全体の印象をチープにする「=大きなマイナスの影響」すら及ぼしてしまいます。

ヴィンテージ加工、ダメージ加工も、印象をチープにする大きな落とし穴。

年季の入ったアイテムこそ、このような本物を選びましょう。

最後に、質感は素材以外の要素でも生み出すことができます。
例えばジュートや布素材などは、「編み込む」ことで表面に表情が出ます。
また金属や木材は、「使い込んで古くなる」ことで、同じ素材でも新品には出すことのできない「味」が出てきます。

このように、
本物の素材や味のある素材を使うこと
それらを複数組み合わせること
が質の高い海外インテリアを実現するのに大切なポイントになります。

照明にこだわる

インテリアにおいて照明は、とても重要な要素です。
なぜなら、「光」一つで空間全体の雰囲気が大きく変わるからです。

日本では、部屋全体を均一に照らす円盤型のシーリングライトが一般的ですが、これは最も避けたいチョイスです。
どれだけ素敵なインテリアでも、あの真っ白な光に均一に照らし出されたとたん、質感や陰影が消え失せて奥行きを失ってしまうからです。

「照明計画」とも言いますが、各空間で必要な場所に光が当たるよう、複数の照明器具を使って光源を確保しましょう。

また照明そのもののデザインも、重要なインテリアの構成要素の一つ。
海外では、意外にも木製の照明は少なく、天井から吊り下げるタイプは金属やガラス、テーブルに置くタイプはセラミックや布が使われていることが多いです。

空間に馴染みながらもシンプルすぎず、これらのように何かしらディテールやこだわりが見える照明を選ぶのがポイントです。

「空間全体の美しさ」にフォーカスする

日本の一般家庭のインテリアと海外のインテリアは、考え方の面でも大きな違いがみてとれます。
日本では、「生活感をなくす」「モノはできるだけしまう、隠す」「統一感を大事に、目につく要素を減らす」ということがよく推奨されているように感じます。
要は、ひたすらいらないものを消す「引き算」のインテリアです。

一方の海外インテリアでは、フォーカスするゴールが違っています。
「こうしたい」という理想のインテリアの完成形イメージに向かって、必要要素を選び取って作り上げていく、というイメージです。
目指す先は「要素を減らした片付いた部屋」ではなく、「居心地の良い理想のインテリアの部屋」なのです。

同じように、そもそもの考え方の違いはほかにもあります。

日本:飾っておきたいものを並べて飾る。
海外:空間を演出するために飾るものを決める。

日本:ディスプレイすると決めた空間に雑貨を飾る。
海外:家全体のインテリアを総体として捉え、その中で必要な場所にディスプレイする。

日本:「生活感がない」ことを良しとする。
海外:「生活している空間」を美しくする。

日本:「統一感がある」ことをゴールにすえる。
海外:「空間全体が美しく整う」ことをゴールにすえる。

「確かに…」と納得できるポイントもあったのではないでしょうか。
Clean(清潔)とbeautiful(美しい)の違い、といっても近いかもしれません。

日本の巷で言われている「片付いた部屋」や「お洒落な家」にするコツや裏ワザに影響され、知らない間に「自分もそれがいいんだと思っていた…」という方は結構いるのはないかと思います。

例えば、日本の感覚で生活感をなくそうと思うとこんなキッチンキャビネットを選ぶかもしれませんが…

キッチンを空間として「美しく」しようと思うと、こんなキャビネットの方がいいですよね。

生活感のあるものも飾りながら収納でき、そのもの自体が素材の良さを発揮してインテリア全体を格上げしていく…
そんな家具選びができたら、部屋全体が居心地のいい空間になっていくと思いませんか?

まとめ

「日本の普通の家で海外インテリアを作るコツ5選」、いかがでしたでしょうか。
サイズ、デザイン、質感や照明、考え方など様々な角度からコツをご紹介しました。
今まで当たり前と思ってしていたことのなかにも、知らず知らずのうちにインテリアをダサくしてしまっていた部分もあったかと思います。

海外のインテリアは、家の土台からあまりにも日本と違い過ぎて、何をしたら少しでも近づけるのか途方に暮れる…
そんな気持ちも、痛いほどわかります。
でも、今回ご紹介したようなポイントを一つ一つクリアしていけば、必ず自分の理想とするインテリアに近づいていけるはずです。

自分の理想のインテリアが分からない…という方は、海外のインテリアを沢山見て触れてみると、本当に自分が快適に過ごせて幸せを感じられる、そんなテイストが見つかると思います。
ぜひ、理想のインテリアを作る一歩を踏み出してみてください!

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