明るい日が差し込む、天然大理石のカウンタートップのホワイトキッチン…
誰しも憧れる、海外インテリアの主役になる素敵なキッチンを、我が家でも実現したくありませんか?私が旦那に呆れられながらも、いかにして夢のキッチンを低価格で実現したのか、その方法をあますことなくご紹介します!
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前提
前提として、我が家は都内で中古リノベ済みマンションを購入し、夫婦で暮らしている世帯。
そんな我が家のキッチンは、コンロ前だけが壁になっているI字のセミオープンキッチンです。
キッチンの入口から、左手前から順にシンク、作業スペース、3口コンロが並んでいます。
右側奥がくぼみになっていて、そこに冷蔵庫とゴミ箱を置き、冷蔵庫のうえに電子レンジ、さらにその上に炊飯器と電気圧力鍋を積み上げていました(笑)
シンクに立った時の背後の壁には、こちらもStudio McGeeに憧れて取り付けたIKEAのフローティングシェルフがあります。
そして今回の主題であり、私がず~っと気になって何とかしたかったのが、この下の空間。
絶対に写真にも写らないようにしてきたこの空間には、私が実家から持ってきた、キャスター付きのシルバーのワゴンと赤みのあるブラウンの木製引き出し収納が、「間に合わせの食材保存庫」として微妙な距離を保って並んでいるんでございます。。。
ワゴンは本体がワイヤーなので食材のカラフルなパッケージが丸見え、ぱっと見のごちゃつき感を全力で演出。
木製引き出しは、強めの赤みブラウンが我が家では浮きまくりなうえ、動線を考えて横向きに置いたので引き出しにくく、使いにくい収納に。
そんなデザイン的にも機能的にもアウトな空間を何とかするため、今回ついに「キッチンの右側を理想に近づけようじゃないか」プロジェクトが立ち上がった訳です!
目指すデザイン
アメリカのインテリアデザインスタジオ、Studio McGeeを愛してやまない私。
Studio McGeeの明るくてお洒落なキッチンに、ずっと憧れていました。
そんなStudio McGeeでは、キッチンの天板である「カウンタートップ」にホワイトの天然大理石を使うことが多くあります。
市販のキッチンキャビネットの天板に大理石のリメイクシートを貼ることで、近しいものができないか、と少しでもリアルで上質な大理石シートを探していたのですが・・・
ネットでは、表面の質感や素材感がよくわからない。
商品の色味も、画像を信じていいかわからない。
レビューを見ていると正反対の意見もあったりして、さらに何を信じていいのかわからない…!
そして気づきました。
どうせリメイクシート買ったってお金もかかるんだし、仕上がりのクオリティが中途半端になるくらいなら、本物の天然大理石を買った方が良くないか?!(゚Д゚;)
商品選び
では早速、私が理想のキッチンの仕上げをすべく購入したものについて、検討ポイントと決めた商品をご紹介します!
キッチンキャビネット(本体)
買ったのはこれ!
検討ポイント
ここからは私がどんな基準でキャビネットを探し、これを買うに至ったか、検討のポイントを詳細にご説明します!
サイズ
まずは基本的な条件として、奥行き・幅・高さから考えていきました。
そもそもがI型でカウンターは左側だけにある前提の間取りなので、あまり右側に奥行きをつけると動線が狭くなりそうで、奥行きは浅めの約40cm。最後まで迷ったLOWYAの商品は、奥行きが約47cmと深かったことも選ばなかった一因となりました。
幅はしっかり収納量を確保したく、あまり細かなバリエーションもなかったので120cmで選定。
高さはだいたい左側のカウンターと大差なければよかったのでこだわらず、85cmになりました。
デザイン
次に大事だったのが、見た目に関わるデザイン・素材。
いかにも「化粧板で作った日本の家具です!」と主張するような安っぽいのは絶対避けたかったのと、上に設置済みのIKEAのフローティングシェルフ等、周りの家具や素材と色味・質感がマッチするかも気を配りました。
本体がナチュラルブラウンの木目のものとも迷ったのですが、フローティングシェルフとの対比が生まれて違和感が出ることを懸念して却下。
開きの扉はStudio McGeeのキッチンでも定番の、框組の枠のついたデザインを探しており、今回購入したものがどストライク!
取っ手はIKEAにゴールドの理想通りのものがあったので別で購入、自分で扉に穴を開けて取り付けました(笑)
またルンバで下を掃除できるように脚付きキャビネットを探していたのですが、予算内・他の条件がクリアして、かつ脚にも満足ができるキャビネットは流石に見つからず・・・
「いつか本気になれば、DIYで脚くらい付けれるよね」と自分に言い聞かせて、キャスター付き(付けなくてもよい)のキャビネットになりました。
機能
そして、普通の人ならまず最初に気にするであろう機能(笑)
もちろん、私にも色々と叶えたいことがありました!
- 最上部が引き出しであること
食器・カトラリーでも、紅茶やスープなど細かな食材でも、結局は小ぶりの引き出しが一番出し入れしやすいと気づき、最上部は引き出し!と決めました。
「一番使う頻度の高いものを、いかに立ったまま届く位置の引き出しで完結させるか」をとても意識して収納も割り振りました。 - 可動棚が多く、大きなストック類・小物どちらも整理しやすいこと
うちは食材をネットで買うことも多いのですが、キッチンに収納したいものって、その時まとめ買いしたものや、ストックの残りの量によって常に変わり続けますよね。
だから、あまり細分化して指定席を決めると有効活用できない。
だけど小さなパッケージに分かれたものなど、細かなものも整理できないと、すぐに何があったかわからなくなる。
この「大物を受け入れる可変性」と、「小物を整理できる緻密性」の両立ができるイメージがわくか、というのがポイントでした。 - 炊飯器を引き出して使えるスライドレールがあること
せっかくの天然大理石のカウンターを家電で覆いたくなかったので、これは必須。
そんなこんなで、IKEAや楽天やAmazonやLOWYAやと調べまくった結果、これらの条件に一番当てはまった(そしてなんとお値段も一番安かった!)こちらのキャビネットに決まりました。
金額が安い分、もの自体に特段高級感はないのですが、主張なく天板の土台になってくれればよかったので、この価格帯でニーズにあったものが買えて「ちょうど良かったな!」という感じです。
カウンタートップ(大理石天板)
買ったのはこれ!
検討ポイント
主役であるカウンタートップの大理石は、どのような点を重視して選んだのか、検討のポイントをご紹介します!
サイズ
今回探していて知ったのですが、大理石には規格サイズがあるようで、楽天で買えるなかで最大の規格は60cm×60cmでした。
キャビネット天板部分のサイズに合わせて約40cm×120cmにすると、オーダーメイド扱いになりどの店舗でも5万円超え(笑)
流石に天板だけで5万円もかけるのは気が引けたのと、今後引っ越してこのキャビネットを使わなくなったとき、大理石が小ぶりであれば小回りが利いて有効活用しやすいのでは、と思って2枚に分けて注文することにしました。
カウンタースペースは広めにとりたかったのと、キャビネット本体の天板の上に置く形で大理石を設置するため、奥行きは若干大き目にして43cmに。
厚み
厚みって、実はめちゃくちゃ重要なんです。
木でも大理石でもステンレスでも、「厚み」があることで深み、安定感、高級感が出て、本物の良さがより感じられるんです。
今回の店舗でも、10mm、13mm、20mmと3段階ありましたが、迷わず20mmをチョイスしました。
Studio McGeeのキッチンでは、30mm~40mmくらいのさらに分厚い大理石が、広大なアイランドキッチン全体に一枚板で使われていたりします(笑)
もう笑うしかない(笑)
とにかく厚みは、絶対に妥協しないでほしいポイントです!
ショップや商品の評価、対応、送料など
キャビネット本体ではそれほど気にしませんでしたが、大理石では特にショップの違いがとても影響しました。
そもそも楽天で、サイズオーダーで天然大理石が購入できるのは、3店舗くらいしかなく。
当初は一枚で買うことも検討していたので、その3店舗全てに問合せをして、40cm×120cmの場合・40cm×60cmの場合それぞれで送料も含めいくらになるか、と質問しました。
その回答でかなり違いが出て、今回購入した「TILE MONSTER」というお店の対応の丁寧さに感動。
「ここで買いたいな~・・・あれ、送料無料?なんだここが一番安いやん!」ということで、またも安かろう良かろうのラッキーで購入が決定しました。
キッチンキャビネットの天板として使いたい計画も伝えていたので、「横に並べたときに、少しでも柄が繋がって見える2枚をチョイスしてくれませんか…?」とのむちゃぶりにも「可能な限りで対応します!」と神対応!
さらになんと、「カットした端材もらえますか?」のお願いにも快諾!
普通、天然大理石のトレーなんて買ったら数千円~1万円超えますが、それが副産物的に手に入っちゃうって嬉しすぎませんか?!
もらった端材は裏にコルクを貼って、キャンドルの台として使っています♡
あまりの梱包の厳重さに、部屋中発泡スチロールだらけになりながらも、夢の天然大理石カウンタートップを手に入れることができたのです。
※このプチプチの中さらに、全面が分厚い発泡スチロールと段ボールで守られていました。
組み立て・合体作業
材料がそろったところで、いよいよ組み立て・合体作業。
キッチンキャビネットは、激重な長方形の梱包で届きました。
キッチンキャビネットの組み立て
基本は組み立て式の家具を買うことが多いのと、IKEAのお安い電動ドライバーという友がいる我が家では、大概の組み立ては楽勝…と調子に乗っていましたが、今回はなかなかに重労働でした!!!
ただ、キャビネットの組み立て自体はトリッキーなことはなく、時間をかければ大丈夫です。
今回大変だったのは、取っ手の取り付け(笑)
Studio McGeeでは、取っ手・金具も当然のように色や形にこだわって決めます。
これを真似るべく、わざわざ扉にサイズを測ってマスキングテープを貼り付け、穴を開けて金具を取り付ける、という作業が扉取り付け前に発生。
これで夫婦そろって激疲れ、全身筋肉痛になりました(笑)
大理石との合体
大理石とキッチンキャビネットの合体には、当初は最近百均でもよく見る「洗って使える透明な粘着テープ」的なものを使おうと思っていました。
しかし、天然の大理石は想像以上に重かった・・・
試し置き~と思って載せてみると、面の摩擦もあってビクともせず、がっしりと安定。
この状態から、もう動かなくなったんです(笑)
数か月使った今も、全く動きを感じたことはなく。
思いのほかあっさりと合体は完了しました!
完成お披露目
それでは、機能もデザインも微妙だった我が家の「キッチンの右側を理想に近づけようじゃないか」プロジェクトの、完成をお披露目します!
見てください、この天然大理石の自然な高級感!
素敵な框組の扉に、ゴールドの金具が良く映えます・・・!
炊飯器も、放り込みやすいおやつボックスもすっきりスライドレールに収まって、中身は何も見えません。
(スライドレール手前のバーが木目のままなのと、右側の開きの金具がIKEAで在庫切れで買えず、まだ付いてないのはご愛嬌(笑))
横から見たら天板の端が2段になっているのは分かりますが、木目部分は白いマスキングテープを3回重ね貼りして木目の色を抑えたので、本体の白とほぼ一体化しています。
以上、Studio McGeeの夢のキッチンを日本で低価格で実現する方法、いかがでしたでしょうか!
他にもいろいろと海外インテリアに関わる記事を書いているので、ぜひご覧ください!
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